京都ラーメン～醤油・背脂・濃厚でしのぎを削る激戦区～（京都市及び、京都府南部・滋賀県南部地域）

京都ラーメンの麺は、細めのストレート角麺が多く、ごはんと一緒に食べることが多いため、比較的柔らかめに茹でられます。具は、焼豚、メンマ、九条葱、もやしなどが載ります。

スープは、『新福菜館』『本家第一旭』『ラーメン横綱』などに代表される、豚骨豚肉をベースにした色目の相当に濃い溜まり醤油味の清湯スープ、

『ますたに』『ラーメン魁力屋』に代表される「背脂ラーメン」は、甘みの強い鶏ガラベースの醤油味のスープに豚の背脂が振られ、その様子から「チャッチャラーメン」とも呼ばれます。

また、『天下一品』に代表される、鶏ガラや野菜がドロドロになるまで煮込んで作られる独特な白濁スープなどがあります。

いずれもスープの味付けはかなり濃厚で、京野菜である九条ねぎの甘さを引き出すためとされています。

左京区一乗寺・東大路通界隈や伏見は「ラーメン激戦区」、「ラーメン街道」、「ラーメンストリート」などと言われ、多くの店舗がしのぎを削っています。